発達障害と学校に関わる、自分なりの支援の形を作りたい

積み上げて作る 不登校について

私には自閉症の息子がいて、過去登校拒否でした。
私は自閉スペクトラム傾向のあるADHD当事者で、
子供の頃登校拒否をしたくとも親から許してもらえず、無理をして心を壊しました。
息子の登校拒否は、私の過去の願いを心から引きずり出して、私の目の前に晒しました。

私は、発達障害を持ちながら登校や学校に問題を抱えている子供や親御さんの手助けをしたいと
思い、今自分にできることを探したり学んだりしています。

「学校にこだわらなくても」
と言われる事もあります。
私の「学校」を通じた支援は、
もちろん、学校に行くことが目標ではありません。

私が目指すのは、
子どもたちがそれぞれの個性を潰さず成長していける社会です。
学校は子どもたちの成長をサポートし、幸せになってもらうための場所ですが、
現状は、学校のために苦しんだり、個性的な成長を阻害されたりする場合も多いです。

私が子どもたちの支援に学校が必要だと考える理由は、
公立小中学校は、義務教育年齢に当たるとされている子どもたちを
全て把握しているため、より多くの子供に対して取りこぼしのない支援をするために重要だと考えるからです。
(もちろん、戸籍などの問題でそのリストからこぼれてしまっている子供もいるという問題についても考える必要があります)

私が目指していく支援サービスがどのような形態(場所、サービス形態、通所、訪問など)
になるか、具体的なことはほとんど決まっていません。

しかし、お子さんの心が最も大事だということは理念の根底にあります。
私は心理士なので、お子さんの話を聴き、
その意志にそった自己実現をサポートしていきます。
そして、お子さん自身にも、自分で自分の心の安定を保つためのスキルを身に付けてもらいます。
(NLPなど)

ただ、一対一のカウンセリングに対する限界も感じていて、
日常生活で自分の意見が通らないと感じているお子さんは、
いざカウンセラーと二人になっても、正直な気持ちを話さない確率が高いです。
その前に、会ってもらうことすらできない場合もあると思います。


また、子供は自分の気持ちを表現する術に長けている子ばかりではありません。

子供が自分で望んだ幸せをサポートするには、対話の手法として
オープンダイアローグを取り入れることが有効ではないか、と思っています。

子供を支援しているさまざまな立場の方から課題について意見を述べてもらうことで、
より豊かな視点から子供の気持ちや意志が理解できると思います。

今日はご縁あって、すでにご自分のかたちの支援サービスを作ってスタートさせた方とお会いすることができました。

自分が目指すことのため、自分で形をつくる。
そのために、自分が得意なことを理解して追求し、そうでないことは他の得意な人に任せる。
そうだ、そうしよう、と静かな泉のようなエネルギーが湧いてきた日でした。

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