親がズボラなので、息子はBaby Led Weaningで離乳しました。

手づかみ食べ BLW (Baby Led Weaning)

離乳食、面倒だったんです。
面倒になったきっかけは、地区の離乳食講習会。
講習会会場で、保健師さんと助産師さんで「いりこだしは何ヶ月からか?」
意見が分かれてしまい、まとまらないことがあったんです。

「どちらでもいいな」
と、めんどくさがりの自分はもう思ってしまいました。
そしたら、どうでもいいことにはこだわれず、すぐテンションが下がるタイプのADHDな私は、
もう指導に従って色々作ろうという気がなくなってしまいました。。

私の親も、私達姉妹が小さい当時、家が狭かったこともあり、
きちんと離乳食は作っていませんでした。
母が雑炊を作って上の子たちも兼用で食べさせたり、
親のお皿のものを潰して食べさせたりしていたのを見ていたせいもあるかもしれません。

そして、
「そもそも日本の離乳食ってどうなの?」
と思って調べ始めたのがBaby Led Weaning(BLW: 赤ちゃん主導の離乳)
を知ったきっかけでした。

Baby Led Weaningは、イギリスの Gill Rapley さんが世に広めた離乳方法です。

自分の3人のお子さんの離乳の経験から、
赤ちゃんたちは自分が固形物を食べ始める時期を自分で選択すること、
赤ちゃんは自分で食べようとする意思があり、それに任せるような食事にすると
赤ちゃんは喜び、親も非常に楽になることに気づいたそうです。
そして、大学で研究をし、博士号を取得した後、
BLWの方法を発信し、イギリスを中心にお母さんたちの離乳食事情を改善しておられます。

私がBLWに興味を持った約10年前、まだきちんとした翻訳本はなさそうだったので、
Amazon.comで、BLWの創始者 Gill Rapleyさんの本を買いました。
レシピ本も買いました。

BLWは親が赤ちゃんの口に食べ物を運びません。
赤ちゃんが自分で座れるようになり、親の食事に興味を示しだしたら、
赤ちゃんの手に、赤ちゃんがあごや舌で潰せる硬さに調理して
握りやすい大きさにした食べ物を握らせます。

日本のやり方で言えば、後期に「手づかみ食べ」をさせますよね。
あれを一番最初からやるようなイメージです。

例えば、スティック状にしたにんじんやじゃがいも、
小房に分けたブロッコリーなどを茹でたりレンジ加熱したものは
与えやすく、赤ちゃんもしゃぶりやすいので、
一番最初に与えることが多いです。

お肉も初期から推奨されています。
鉄分の補給に良いそうです。
噛み切れなくても、赤ちゃんがエキスを吸えるように
スティック上に切ったものは初期から与えられます。
私は手羽元を柔らかく茹でたものを良く与えてました。


赤ちゃんは手の中の食べ物に興味を持ち、吸ったり顎で噛んだりしているうちに、
それが味がすること、エキスや砕けたものがお腹に入ること、
すると満足感につながることなどを感じながら、
自分で食べることを学んで行きます。

また、姿勢を保持しつつ、手先で口まで食べ物を運んでいくという連合した動作は、
運動発達に良いそうです。

息子はBLWに良くなじんで、手先の発達が良かったです。
6ヶ月くらいで、おちょこのような小さなコップや、紙パック飲料のストローで飲めていました。

8ヶ月くらいからは、息子の食事を別に作らず、親のお皿から食事を上げることが多くなりました。
そのために薄味にしておくので、親もなんだかヘルシーな味覚になってましたよ(笑)

今は日本にもBLWを推進する団体ができたりしています。
そちらから、日本語のBLWの本も出ているみたいです。
BLWが広まってきて、なんだか嬉しいです。

*注意* BLWを開始する場合は、本で十分知識を得てから始めることをおすすめします。
また、途中まで通常の離乳食を行っていて、それからBLWに移行することは誤飲の危険性があります。十分に知識を踏まえての実施をお願いいたします。

コメント

  1. […] 親がズボラなので、息子はBaby Led Weaningで離乳しました。面倒くさがりな母… […]

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