ASDの息子とサッカーのいい関係

サッカーボールと少年 息子日記

息子は去年の12月からサッカー教室に通っています。

見学に行ったのは10月だったのですが、
ずっと様子を見ているだけで、
練習に加われるようになったのが12月でした。

それからは毎週一回の練習をとても楽しみにしており、
雨などでレッスンがおやすみの時以外は欠かさず通っています。

息子はもともと何かスポーツがしたそうだったので、
小2のときに地域の野球やサッカーのチームを勧めてみたのですが、首を縦に振らず。

あまり好きではないのかな~、練習が嫌なのかな~、
などと思っていました。
地域のチームは週3回くらい練習がありますので。
でもはっきりとは理由を言ってくれず、
私もその時は諦めていました。

その後小3の二学期に、週1度だけの練習で済む、月謝を払ってサッカーを教えてもらうタイプの、
要するにサッカー教室のチラシを見かけたのです。

ダメ元で、息子に
「見学に行く?」
と聞いたところ、

「行く!」

ふえ~、どうしたのかなあ、
と思いました。

「学区のチームはダメだけど、こっちの教室は大丈夫なの?」
「知ってる子がいないなら大丈夫」

そうか~、教室に入れないのと同じだなあ。
息子、知っている人の視線に恥ずかしさを感じるんだそうです。

最初は引っ込み思案でしたが、
教室の先生がとても面倒見が良い方で、
息子はすぐに先生にくっついていくようになりました。
(積極奇異型傾向ですね(笑))

また、息子がひとりでいても根気強く仲間に入るよう誘ってくださるので、

息子もちょっとずつ平気になってきたのか、
最初は分からないことがあるとすぐ逃げていましたが、
だんだんと先生に聞いたり他の子の様子を見たりして
ふんばれるようになりました。
そして、サッカーのルールがわかってきて、上達するとともに、
徐々に教室の子どもたちとも仲良くなりました。

それから約半年後のことですが、
教室以外でも嬉しい変化が起きました。
息子、放課後、ボールを持って出掛けていき、クラスの子と遊んでくるようになりました。

以前は、男の子の群れに入ると
「何をしたらいいか分かんない」
と帰ってきたりしていたのですが、
サッカーはルールがあるから遊べるようです。
しばらくは、放課後毎日のようにお友達と遊んでいました。
最近はまた家でやりたい事がでてきたようで、毎日ではなくなっていますけどね。

息子、リフティングの練習などはしたくないようですが(爆)
少年サッカーのトレーニングについての本を読んだりして
自分なりのやり方で頑張っているようです。

2020年の研究で、ASDの子にサッカーのチームで練習をしてもらうとどういう影響があるか、
というものがありました。
お子さんの特性や気持ちなどにきちんと沿ったプログラムを提供してくれるチームであれば、
良い影響が得られるとのことです。
AASJ(All About Science Japan)のページから論文レビューをお借りします。

自閉症の科学40 気になる治験 II サッカークラブ参加によるASDの社会性改善https://aasj.jp/news/autism-science/12557


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